家庭で飲める安全な飲料水について考えてみましょう

震災後の混乱を経て、落ち着きを取り戻した近頃では、水道水からの放射性物質についての心配はほぼなくなったと言われています。乳幼児がいる家庭では、ペットボトルの水が購入できずに困難な思いをした人も多いと思われますが、ひとまず危機的状態はおさまったようです。各都県でも、水道水の放射性物質は規定値を大きく下回る検出しか見られないと発表しています。とはいえ、大切な子どもの命を守るため、念には念を入れた対処をしておきたいもの。日々の小さな努力で、安全な飲料水を手に入れることは可能です。

各都道府県の水道局では基本的に、「水道水における放射性物質混入の調査結果」を発表しています。定期的に更新されるその情報をこまめにチェックするようにしましょう。その上で、家庭用浄水器の使用をおすすめします。ほとんどの種類に使われている活性炭のフィルターが、放射線ヨウ素を吸着してくれる作用があるからです。

その他にも、中空糸膜とよばれる、微生物を除去するものが使われている浄水器もありますが、これもある程度であれば放射性物質を除去する効果が期待できると言われています。活性炭と中空糸膜の両方が備えてある浄水器であればさらに安心だと言えるでしょう。さらに高い除去効果を願うのであれば、RO浄水器がおすすめです。日本放射線安全管理学会の調査によると、RO浄水器を使用するとヨウ素は98%、セシウムも93%近くが除去されることが分かったそうです。

売り切れが続出したペットボトルのミネラルウォーターですが、原産地や製造場所、製造日に留意すれば、確かに安全な飲料水だと言うことができます。密閉されているため、新たに放射性物質が混入する危険性がほとんどないからです。ただ、ミネラルウォーターは種類によってミネラルの含有量が大きく変わってきます。大人と違って、乳幼児はミネラルの摂取過多で体調を崩すこともあるため、種類まで慎重に選びたいものです。

さらに、水道から汲んだ水はすぐには飲まず、しばらく置いてから使用するようにしてください。放射線ヨウ素は大体八日前後で半減すると言われています。ただし、水道水の清潔さは、塩素が加えられることで保たれています。八日も経ってしまえば雑菌を防ぐ塩素まで消えてしまうので、さまざまな菌が混入したり繁殖したりしている可能性もでてきてしまいます。使用のときは必ず煮沸をしましょう。

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